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1898(明治31)年の夏、民俗学者柳田國男が愛知県の伊良湖岬に1か月半ほど滞在したとき拾った椰子の実の話を友人の島崎藤村に語り、それが素材となって椰子の実の叙情詩「名も知らぬ遠き島より流れよる椰子の実ひとつ・・・」が生まれた。 1936(昭和11)年に大中寅二によって作曲され、国民歌謡として全国に放送された。