
楽譜に書かれている音(記譜音)と実際になる音(実音)が異なる楽器のことを
「移調楽器(いちょうがっき)」
といいます。
オカリナの例でいえば、F管とG管のオカリナが移調楽器となります。


たとえば、G管のオカリナで「ドレミファソ(ハ長調)」と吹くと、実際には「ソラシドレ(ト長調)」の音が鳴っています。
一人で演奏するときは問題ありません。
しかし、ピアノやギターなどに伴奏を頼む場合、伴奏者にオカリナと同じ楽譜を渡してしまいますと、オカリナと伴奏で調(音の高さ)がズレてバラバラになってしまします。
そのようなときは、伴奏の楽器に合わせて楽譜を移調することで、一緒に演奏を楽しむことができます。